九頭竜堂

サークル「九頭竜堂」のBlogです。 主に仲間内で遊んだTPRG(クトゥルフ・シノビガミ・サタスペ等)の話題や、ニコニコ動画でのリプレイ動画投稿、フリーシナリオの公開情報やコミックマーケットでの頒布物の情報をお知らせしています。

タグ:ゆめぎ

どうも、ゆめぎです。

一年半くらい前、友人がセッションしようというのでそれにPLとして参加したことがありました。
そのシナリオはゾンビvsスナイパーという映画をクトゥルフ神話TRPGに落とし込んだもので、PLとして参加しているだけでも、その映画が間違いなくB級映画だということが分かる素晴らしいシナリオでした。
KPをした友人も、そのB級さに心を打たれセッションを開いたようです。ああ、素晴らしいB級映画の世界。

ゾンビといえば、SteamでLeft 4 Dead 2が只今無料配信中です。
私もダウンロードしました。こういうのを友達とワイワイやるのって楽しいですよね。
肝心の無料期間なんですが、日本時間だと27日のAM3:00までみたいです!……あと90分くらいです……(現在1:30)



そうそう、クトゥルフのB級映画に邪神バスターズってのがあるんですよ。
暇で暇でもうやることがないって人にオススメです!
あ、でもレンタル料金が通常より安い時とかに借りたほうがいいと思います。
邪神バスターズ [DVD]
カイル・デイヴィス
マクザム
2012-07-27





コミケまであと3日です。
参加される方は、体調に気をつけて下さいね!




 

どうも、ゆめぎです。
私はロールプレイが上手くありません。
キャラがブレるとか、演技するのがそもそも下手ということもありますが、それ以上に致命的なことがあります。
私が演じるPCって、全部モブキャラみたいなんです。

この前サークルメンバーと「よいPCを作るためには」みたいな話をしました。
よいPC=見てて楽しいPCと捉えてこの話をしてました。深夜1時くらいに。
激論に激論を交わしそこで出た結論は、「個性を打ち出して他キャラとの差別化を図る」というものでした。
ほほう、なるほど!確かにそうだなあ!

そうなんです。私はそれができていないんです。
あ、個性というのも様々あると思うんですが、ここでは「キャラ付けのためのロールプレイ」という定義にしときます。
 
なんで個性を出せないのかは、自分でもなんとなく分かってます。
必要なロールプレイとそうでないロールプレイの境界を自分が分かってないから、個性があるPCを作れないんだと思います。

私はTRPGを「ロールプレイをしながらゲームをつつがなく進行させるゲーム」と考えています。
この「つつがなく」は「ゲーム進行をPL側から妨げることをしないように」と言い換えてもいいです。
 
セッション中に個性を出そうとした場合、それに必要なロールプレイをすることでゲーム進行を遅らせてしまうのではないか?と私は考えてしまうんです。
ゲームクリアだけを目的にした場合、ロールプレイは必要ありません。
しかし、ロールプレイをすることはTRPGの楽しさであり醍醐味です。それをしないならそもそもTRPGをやるなって話になります。
かと言って、ロールプレイばかりしてると、他PLやGMからは迷惑だと思われることもあります。
例えばですが、あまり重要でないシーンを長々とロールプレイしてたりする、とか。
はっきり迷惑だとは言われないかもしれませんが、その場の空気や態度にそういうものは現われてしまうものです。
私も、何度かそういう空気になったところに居合わせたことがあるから分かります。

ゲーム進行に関係ないロールプレイはどこまでが許容されるんでしょうか?
どこまでが、ゲーム進行に支障が出ない範囲で「ロールプレイで個性を出す」ことになるんでしょうか?
その境界が、私には未だに分からないんです。
だから、無難なロールプレイしかしないし、できない。
ゲームを妨げることはないけれど、印象深いPCには成り得ない。
悪乗りをしようかなと思っても、そのロールプレイが誰かの迷惑になるかもと考えたらその気持ちを抑えこんでしまう。
だからモブキャラみたいになってしまうんですよね。

たぶんその境界線は、その場の雰囲気や他PL・GMの反応によって様々に変化します。
そして、その境界線ギリギリを攻めるのが、PCの個性を出しつつゲーム進行を妨げないことに繋がるんだと思います。

今の私は、境界線に近寄ろうともせず、遠くから見てるだけってわけですね。
もっと攻めてみるのが今後の私の課題になりそうです。
その過程でそのラインを超えちゃうかもしれないけど、そん時はそん時です。なんとかなるでしょう。


TRPGは自由度が高いゲームですが、だからと言って好き勝手やっていいというものでもありません。
好き勝手やることが個性を出すことに繋がるなどと履き違えたりせずに遊ぶことが大切です。
なんてったって、TRPGは一人じゃなくてみんなで遊ぶゲームなんですから。
その上でキャラが立ってるPCを作れたら、それはとっても嬉しいなって。


 こんにちは、ゆめぎです。

 最近急に寒くなってきましたね。
 気温の変化に対応出来なかったのか、体調を崩して風邪を引いてしまいました。喉・熱・頭痛の3コンボです。三つで済んだのが不幸中の幸いと思うことにします。
 風邪予防はしっかりやらないといけませんね。

 それはさておき、今回は冬コミシナリオについてのお話をお届けします。冬コミ収録シナリオ第二弾は「サマータイム・トリップ」です。

 残暑も厳しい8月末、探索者達は翌月1日に浅草で開催される同人誌即売会に参加するために浅草にあるPC1の実家に泊まりに行く。
 そこで蔵の掃除を頼まれた探索者達は、蔵掃除中にあるものを見つけ、不可思議な体験をすることになる。

 簡単すぎるあらすじですが、こんな感じです。タイトルからどんな話かもうバレてそうですが、そこはまあご愛嬌ということで。


 夏と冬どっちが好き?と聞かれたら迷わず冬と答えます。暑いのはどうしようもないですが、寒いのは着こめばなんとかなりますし、なにより冬にはこたつが使えることが大きいです。こたつに入ってぬくぬくすることが冬で一番幸せを感じられる時と言っても過言ではありません。
 そんな冬信者の私ですが、ある一点においては、夏には絶対に勝てないなと思うものがあります。
それは、学生時代の長期休暇の長さです。小中高では約一ヶ月、そして大学においては約二ヶ月と休暇の中でも破格の長さです。
 このシナリオはそんな夏休み中の出来事です。夏休み中、暇を持て余した探索者がフラッと遠くに出かけ、そこで怪事件に巻き込まれる。たった数日間の奇妙な旅物語。
 そんな感じで、力を入れず気軽に遊べるようなシナリオを目指しました。

 冬コミまで残り一ヶ月です。
 みなさんも風邪にはお気をつけて。
 ではでは。


~追記(from 長南)~
 画像無しだと寂しかったので、シナリオのNPCの初稿を追加しておきますー
yama_genki_blog(1)
  原案が出来たのは9月の終わり頃でしたかね?今ではちょっと雰囲気変わってたりするので懐かしいです♪

 こんにちは、ゆめぎです。好きな球団は楽天イーグルスです。

 ひとつ前の記事でも話題に出たので、本日は「汝は人狼なりや?」(以下人狼)というボードゲームのお話を。最近、テレビ番組などでもよく取り上げられているゲームなので知ってる人も多いかもしれません。




 ある村に、人間に化けられる狼がやってきた。
 夜になると狼は村人を一人ずつ食い殺していく。
 困った村人たちは、みんなで誰が狼なのか話し合い、一番疑われた人を処刑することにした。
 さて、村人は狼の恐怖から逃れられるのだろうか?


 プレイヤーは村人側と狼側に分かれてゲームを始めます。
 ゲームは昼と夜のタームを交互に行うことで進んでいき、昼は話し合いと投票及び投票により決まった者の処刑が行われ、夜は狼による村人捕食が行われます。
 これを繰り返し、狼を全員処刑できれば村人の勝ち、村人と狼の数が同数に(もしくは狼が多く)なれば狼の勝ちです。

 このゲームの面白いところは正しいことを主張しただけでは勝てないということです。
 これは主に村人側のプレイヤーに見られる現象ですが、自分視点では誰が狼で誰が村人かはっきり分かることがあります。
 しかし、それを言ったところでなかなか信じてもらえないんですよね。なぜなら、それを客観的に証明することは非常に難しいから。自分が言っていることが正しいということを自分が言ったところで誰も信じてくれません。

 では、どうすれば人に信じてもらえるような主張ができるのでしょうか?
 一番手っ取り早いのは、自分の発言に説得力を持たせることです。……当たり前のことですよね。でもその当たり前が難しいんです。
 説得力を持たせるためには表面的な情報だけでは役に立ちません。自分視点で誰が狼で誰が村人か、役職(※)まで判明していたとしてもそれだけではあまり意味を持たないでしょう。
 それはあくまで自分視点での情報でしかなく、上でも言ったように他者からみたら信憑性のない情報だからです。それに信憑性を持たせるためには、ゲーム内での他者の発言から情報を引き出すことが必要となってきます。
 人狼というゲームは、いかに敵側の思考をなぞれるかのゲームです。
 村人側は、狼を処刑しようという立場で、狼側は自分が処刑されない=自分以外を処刑させようとする姿勢で話し合いに臨みます。
 そのような相手の立場を読み、村人は、「もし自分が狼ならどういう発言をしてゲームを有利に進行させるか」ということを考えることが重要です。おそらく、村人側ではまずしないような言動や投票先がおかしい人がいるでしょう。
 対して狼側は、村人ならどういう行動を取るかということを考え、それを逸脱しないように動きます。村人に擬態し、村人の立場の物事を考え発言することが生き残る秘訣です。
 これをどこまで徹底できるか。それが村人と狼のどっちが勝つかに繋がります。
 村人からすると、狼がボロを出した時それに気づけるかどうかが大切です。そして、その気付きを「発言・立場の矛盾」として人に説明できるようにならなくてはなりません。
 逆に狼としては、ボロを出してしまった場合それをカバーする力が求められます。敵側が気づかないことが一番ですが、もし気づかれてしまった場合、それに対する反論を用意する必要があるでしょう。反論として有効なのは、その発言に妥当性がないことを指摘することです。人狼の昼時間というのは大抵の場合、短時間で行われます。その短時間の間で考えた発言が完璧であることはあまりありません。発言者も見落としているような穴がどこかにあるはずです。そこを突くことが一番の有効策になります。浅い穴だったとしても、「発言に穴がある以上すぐには処刑すべきでない」という論理を展開できるでしょう。しかしこれは、一時凌ぎにしかならないので、次の日まで何か策を講じなくてはならないですが……

 このように、各々の発言の意味を読み取り、それを自分の中で整理することで隠れた情報を引き出すことが人狼においての基本戦術です。これを用い、自分の発言に付け加えるだけであら不思議、とたんに説得力ある発言となるのです。


 今回は人狼を遊ぶ上での基本的な考え方を簡単に紹介しました。
 人狼はまだまだ語ることがいっぱいあるゲームなので、できたらまた書きたいと思います。
 ではでは。



※役職:特殊な能力をもったプレイヤーのこと。指定した人が狼か村人かが分かる占い師、処刑された人が狼が村人か分かる霊能者等がいる。

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