九頭竜堂

サークル「九頭竜堂」のBlogです。 主に仲間内で遊んだTPRG(クトゥルフ・シノビガミ・サタスペ等)の話題や、ニコニコ動画でのリプレイ動画投稿、フリーシナリオの公開情報やコミックマーケットでの頒布物の情報をお知らせしています。

2013年09月

 こんばんは。冬コミ原稿もそろそろ本腰を入れて進め始めました。
 今回の話ですが、シナリオとは直接関係ありません。CoCのシナリオを書きながら、ふと思い浮かんだCoCについてのあれこれです。
 CoCは 現在、国内だけで見ればかつてない程の人気の時期を迎えているようにみえます。 これは多分、このブログをお読みになっている方々におきましては、ほぼ共通見解だと思われます。
 ニコニコ動画で「クトゥルフ神話TRPG」が結構な作品数を誇るタグとなってきたことや、コミックマーケットでのTRPG島の構成などを見ると分かりやすいでしょう。 特に、ニコニコ動画のTRPG系動画をシステム別で分けて見てみると、明らかにCoC動画が人気を持っていることが分かってのではないでしょうか。
 このように現在人気のCoCですが、同時に非常に多様な遊び方がなされています。動画等でよく見かける、根底レベルのルール改変や他システムのルールを混ぜてみる等が分かりやすい例だと思われます。
 このような状況下では、TRPG及びCoC 未プレイの人がCoCのリプレイ・リプレイ風動画を観たしてもおそらく「オーソドックスな遊び方」を読み取ることができないでしょう。これは、動画によってゲームの作り方・遊び方にかなり大きな違いが生じているためです。 
 そして、これは筆者の私見ですが、TRPGのようなコミュニケーションゲームの中で基本的な枠組みや指標が分からなくなっているというのはかなり問題があると思います。
 というのも、TRPGというゲームの性質を考えた時、KPと PLの遊び方があまりにも噛み合わないセッションが楽しいといえるかということです。実際にセッションがこういう状態に終始してしまった場合、参加者はあまりゲームにのめり込むことができない他、最悪PL同士やKPとの間でトラブルが生じることもあるでしょう。
 CoCはルールが非常に大味であることと、それに関連してルールが少ないことから、身体性の広がりを分かりやすく体現しているシステムといえます。そのため、同じ目標へのアプローチも無制限に広がっていきます。筆者は友人と遊ぶ時等に、このことをよく「効果作用が決められていない『スーパースクリブルノーツ』」といったりします(余談ですが、スーパースクリブルノーツは非常に面白いゲームです。特にクトゥルー神話が好きな人は思わずニヤリとしてしまうようなギミックもあったり)。

スーパースクリブルノーツ
コナミデジタルエンタテインメント
2011-10-13






 「咬み合わない」ことによって発生するトラブルについては、CoCリプレイの「るるいえ」シリーズでお馴染みの内山靖ニ郎氏も、先日発売したシリーズ新作の「るるいえとらべらーず」あとがきにて言及しています。
…『クトゥルフ神話TRPG』は海外のTRPGなので、デザイナーからの生の声があまり日本のユーザーまでは届いてきません。
 そのせいか、いろいろなプレイスタイルが生まれ、その多様さがまた『クトゥルフ神話TRPG』の魅力ともなっています。もちろんそれはとても素晴らしいことなのですが、時には互いのプレイスタイルの相違によってトラブルを引き起こすこともあるでしょう。
 
 内山靖二郎 (2013). るるいえとらべらーず,255. 
 この言葉から、内山氏が同様の問題意識をもっていることが分かるでしょう。
 更にこの言葉を踏み込んで解釈するのであれば、この多様なプレイスタイルが成立した背景として、CoCの動画サイトでの流行について踏まえているとも読み取ることができます。(もっとも、このあとがきには記されていないため、これはあくまで私個人の解釈に過ぎませんが)。






 このように、CoCの流行と、プレイスタイルの多様化・それに伴うセッション上でのトラブルの可能性という部分について触れてきましたが、それではより楽しいセッションをするためにはどうしないといけないのか。それが問題になります。
 当然、「動画を観るな」ということを主張するのは妥当ではないでしょう。
 そもそも、クトゥルフ自体に「これが正義である」という正しい遊び方というのは存在しません。それを頭ごなしに「こうしなくちゃいけない!」というのは、ただの決め付けでしかありません。正しい遊び方が一つでないことは公式リプレイ本の著者であり内山氏自身もそのことには言及していますし、筆者も同様です。
 しかし、その反面で上記のようなトラブルをなるべく減らせるような環境をつくりたいという考えもあるので板挟みではあるのですが…。
 内山氏の場合は、るるいえとらべらーずのあとがき中にて「著書を通して、ゲームの遊び方の指標の一つを提示できたら」という考えをもっているようです。
 では、自分ならどうするのか?
 筆者が考えた答えは「当ブログを通して、CoCの楽しみ方の枠組みを提示していったらいいのではないか」ということに思いあたりました。特に必要だと感じたのは「KPの指標」です。ゲームを始めた初心者の頃のPLはKPとのセッションの経験を通してプレイスタイル等を勉強していくことが多いことから、KPがCoCのフレームワークを得ることができれば、そこから大きな変化が生まれるのではないかと考えたためです。
 というわけで、次回の更新では、CoCのKPに求められていることやテクニックについて、筆者なりの考察内容を記事にしたいと思います。



こんばんは、ひふみいろはです。
今回の更新はCoC についてのお知らせではありません。 
先日、友人たちとで集まって行った天下繚乱RPGセッション「阿計画」についての感想です。
うちのサークルはCoCをよくやりますが、シノビガミや天下繚乱をやることもあるのですよ…!
今回の参加者はいつもの九頭竜堂のメンバーの他、仲良し四人の卓上遊戯CoC「グランギニョルの館」リプレイシリーズにも参加しているふるむん氏と【ゆっくりTRPG】左近と行く超時空時代活劇【天下繚乱RPG】でお馴染みの十割氏を交えてのセッションとなりました。
PLは4人で、GMはふるむん氏の担当となります。今回の「阿計画」はタイトルから察する人も多いかと思われますが、某名作カンフー映画をモデルとしたシナリオで、笑いあり、涙ありのまさしくジャッキー・チェン映画的なストーリーでしたね。
簡単に今回の英傑(天下繚乱におけるPCのこと)とその周囲を取り巻くNPCを紹介いたします。

PC1:「青春してるなー!お前らーっ!」金にがめついカンフー戦士『李神龍』(青龍lv1・武侠lv2) 
PC2:「お前が死んでも何も変わらない」閻羅王への復讐を誓う退魔僧『玄奘三蔵』(朱雀lv1・退魔僧lv1・異邦人lv1)
PC3:「愉悦」大天使ルシフェルに導かれし切支丹八極拳士『黒峰鬼霊』(玄武lv1・天下人lv1・切支丹lv1)
PC4:「他愛ない」大江戸の闇を斬る全身タイツのマスク忍者『浅神零』(白虎lv1・忍者lv1・妖怪lv1)
NPC1:金にうるさい愛すべきデブ『サモハン』
NPC2:江戸の美人蘭学医『水無月伊織』

以上です。各英傑の元ネタはセリフからお察しください(※英傑たちが実際に言ったセリフではありません)。この四人が宿星に導かれ、カンフーアクションのように江戸の町で大立ち回りするというのが今回のセッション。
PC3・4が悪人面過ぎたのでプレイ開始時にはPLたちが腹抱えて笑ったりと楽しい雰囲気になったり。頭の弱い英傑たちの集まりのため、正統派二枚目の頭脳派が玄奘のみという状況でしたが、コメディ世界の中でバランスを失わないRPをしてくれました退魔僧様は…!感謝感謝…!
プレイ時間はオンラインセッションで約8時間程度。オフラインであれば3時間かかるかどうかくらいのものだと思います。 久しぶりに天下繚乱をするメンバーが多かった(主に九頭竜堂組)ので、最初はとまどっていましたが次第に慣れてきて無事にセッションは進みました。
最後は天下繚乱には珍しいのか、PC男4人で銭湯に入ってEDというテルマエ・ロマエ的なちょっと変わった大団円でした。
全体の感想としましては、やっぱり「F.E.A.Rのゲームの戦闘ってよく出来てるな―!」というのがCoCばかりやっている九頭竜堂メンバーたちの感想でしたね…w
戦闘の楽しさに大満足、更にはシナリオも盛り上がって兎に角楽しいことづくしのセッションでした。
参加者のみなさん、どうもお疲れ様でした!

このページのトップヘ